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ホームページ(以下、Webサイト)を構築する際は、御社のご担当者との共同作業が発生いたします。全くインターネットに関してご素人の方でも、以下の基礎知識を把握して頂ければ何の問題もありません。
また、不安事項や疑問などありましたら、お気軽にご質問ください。パソコンスクールで初心者にWeb制作を教えていた経験から、御社ご担当者に対しても判りやすいようにご説明いたします。
・インターネットとは何?
本などを読むと「アメリカで発祥した軍事用ネットワークが民間に広まったもの」や「ネットワークとネットワークを繋げたもの」などといった解説が出てきます。初心者にはなかなか難解な解説かもしれません。
ここにパソコンが一台あったとします。当然できることは限られています。このパソコンを使って作ったファイルを第三者に見てもらうためには、パソコンのある場所まで来てもらうか、ファイルをCD-Rなどにコピーして渡すしかありません。
これでは効率が悪すぎます。そこで考案されたのが複数のパソコンをケーブルで結んでファイルをやり取りする方法。ネットワークの誕生です。
作った人のパソコンと、読みたい人のパソコンがケーブルで繋がっていれば、ファイルを共有することができるのです。
こうしてファイルのやり取りが多くなってくると、ファイルを溜め込むだけのコンピューターが必要となります。こうしたコンピューターを特にサーバー(Server)と呼びます。インターネットはこのサーバを中心とした小規模なネットワークの巨大な集合体なのです。ちなみにサーバ(Server)の対義語はクライアント(Client)と呼びます。
・ホームページ?Webサイト?WWW?
インターネットの利用が一気に有名になったのは、WWW(World Wide Web)という技術の出現です。もっとも、当初は資金の苦しい科学者たちが自分の論文をオンラインで発表するために作られたものでしたが、画像や音声や動画などが一緒に公開できるようになり新しいメディアとして花開いたのです。
情報(ファイル)をクリックして追いかけていくうちに、情報のつながり(リンク)があたかもクモの巣(Web)のように見えるところから名付けられました。WebサイトとはこのWWW上に作られた一つのクモの巣のようなものです。ホームページはそのWebサイトのトップページ(Home)を指す言葉でしたが、いつしかWebサイトと同じ意味になってしまいました。ちなみにWebサイトの中の一つのページをWebページと言います。
※このサイトでは、「ホームページ」「ウェブサイト」「Homepage」などの表現を、基本的に本来の「Webサイト」で統一しています。
・ホームページの正体
結局のところ、インターネットも会社のネットワークもデータ(ファイル)のやり取りをしている訳ですが、ホームページ(以下、Webサイトといいます。)とは、一体どういったものなのでしょう?
Webサイトとは、HTML(HyperText Markup Language)と言う文字データをサーバから取り寄せて(ダウンロードして)ブラウザで表示したもの。これがWebサイトなのです。
現実的にはWebサイトの中に表示するイラストや写真、動画といった外部データや、JavascriptやCSS(Cascading Style Sheets)といった動きやレイアウトを司る外部データなどとHTMLを含めたものをWebサイトいいます。また最近ではHTMLに変わるXHTML(eXtensible
HTML)を使用する場合もあります。
・ブラウザとは?
ワープロで書いた文書を開くためにワープロソフトが必要なように、Webサイト(ホームページ)を見るために専用のソフトが必要となります。すなわち「browser(=閲覧するもの)」が必要です。現在パソコンでブラウザと言えばMicrosoft社の開発したInternet
Explorer(インターネット・エクスプローラー)やNetscape社の開発したNetscape(ネットスケープ)などが有名です。最近のMacintoshを購入された方々はSafari(サファリ)というブラウザを使用しているかもしれませんし、携帯電話やPHSのWebブラウザとしても躍進しているOpera(オペラ)を使用している方々もいらっしゃるかもしれませんが、これらのブラウザのどれをとっても全く同じように見えるものは一つとしてありませんので、Webサイトの作り手は考えられる全てのブラウザで動作確認をする必要があります。
・アドレス、URLとは何?
自分の住んでいる場所や、自分の電話番号が必要なようにWebサイト(ホームページ)にも住所(Address=アドレス)が必要です。正式にはURL(Uniform
Resource Locator)と呼び、
http://www.cri-f.com/index.html
などと記述し、簡単に解析すると以下のようになります。
http=プロトコル名(通信手段)
www=ホスト名(コンピュータ名)
cri-f=企業や団体、商品などの組織名
com=サイトの性質や国名
index.html=ファイル名
このURLをインターネットに接続しているパソコンでのブラウザのアドレスバーに入力することにより、目的のWebサイトを閲覧することができますが、これでは住所(URL)を知っている利用者しか訪問してくれません。そこで考えられたのがWebサイトの住所録、つまり、検索サイトです。
・検索サイトとは?
検索サイトとは、Webサイトの住所録やイエローページのようなもので、インターネット利用者は無料で使用することができるWebサイトのことですが、何種類もの検索サイトが存在し、その検索方法も様々です。
ディレクトリ登録型検索サイト…Webサイトの管理者(Webマスタ)が自分のWebサイトに合った検索サイトのカテゴリに登録し、利用者はそのカテゴリから、もしくはキーワードを入力して検索する。登録に際して審査が入る場合が多く、審査期間も様々。
ロボット自動収集型検索サイト…Webマスタが自分のサイトのURLを登録することにより、検索サイトのスパイダー(ロボット)が巡回してWebサイトデータを取得し、インデクサ(ロボット)により解析されデータベースに蓄積される。利用者はキーワードを入力して検索する。スパイダーが巡回してくるのは、平均的に月1回程度。
ハイブリット型検索サイト…上記のディレクトリ登録型検索エンジンと、ロボット自動収集型検索エンジンの両方を掛け合わせた検索サービスを提供している。Yahoo!はその代表格。
インターネット利用者の大半は、この検索サイトを利用し目的のWebサイトを見つけるため、ここでの検索結果の上位に表示されることが非常に重要となっています。このため、検索エンジン最適化(SEO:Search
Engine Optimization)という技法が生まれました。
以上、インターネット及び、Webサイトに関する基礎知識を簡単にご説明致しましたが、専門用語など分かり難い点も多々あるかと思いますので、次のページではWeb構築やWebマーケティングに関する「072.
インターネット用語一覧」を掲載いたします。
また、お客様からよくある質問を「08. FAQ」でご紹介しておりますので、そちらもご覧頂けたら幸いです。